朝歩いて通勤します。いくつかのコースがあります。その一つが月寒公園経由です。アイヌ語でチ・ケシ・サプ=丘のはずれの下り坂、これが月寒の由来です。
池やテニスコートがあり、樹木の茂る大きな公園です。あまりにも遠回りのうえに急勾配の坂があり、このコースはあまり通いません。
その上り坂の途中、マンションの陰に隠れたように花崗岩の石碑があります。今の季節はハリエンジュの白い花弁が敷き詰められています。ハリエンジュとは別名アカシアと言いとても甘い香りがします。
碑には”北海道開放運動無名戦士の碑”と刻まれています。
かって専制と圧迫が支配する北海道において、生活と権利、平和と民主主義のために戦い、官憲にとらわれ拷問を受けて惨殺された人たち。
あるいは灰色の獄中で、あるいは迫害と尾行に家郷を追われ、困窮裡にその生涯を閉じた人たち、解放運動の先頭に立って戦い倒れた人たち。
これらの先駆者の功績を長く讃え、その不屈の戦いに学び、遺志を継ぐ近いの碑として、全道の働く人々の決意を集めてこれを建立する。
これを見るたびに、官憲のリンチで撲殺された小林多喜二を思い出します