昨日は第4期、Sさんのジョブトレの終了式がありました。
私たちにとって今まで一番対応の難しい人でした。
これまでの人生で、いろいろな葛藤があり、彼女の心は二重、三重に入り組んでいました。
表面ではとても明るく、行動的です。しかし、それらは、外出用の演技でした。
劣等感、自信喪失、自己弁護、行き場の無い孤独感、自己嫌悪などが本人を苦しめていたのです。
わずか5日間ですが、私たち夫婦は神経が完全に疲れ果てるほど真剣に向き合いました。
そして彼女は劇的に変わりました。
終了式を終えたその夜、帰りの車の中で涙がにじんでなりませんでした。
翌日の今朝、妻が物品庫から大きな声で呼びかけてきました。
行ってみると、小包と手紙がありました。Sさんからでした。
”たった5日間なのに私の周りの誰よりも私を理解してくれてありがとう”小包の中は温泉の入浴セットでした。
人から物をもらうことが嫌いな人です。それは、もらえば自分もあげなくてはいけないからです。
一日数時間のアルバイトなのに、少ないお金の半分を家に入れているのです。
それなのにこんな心配りをしてくれたのです。
うれしくて涙があふれてなりませんでした。
『大学』と言う中国の古典に、世の中を良くする道筋が述べられています。
格物 致知 誠意 正心 修身 斎家 治国 平天下
平天下 いにしえ古の明徳(聖人の徳で平和な国をつくる)を天下に明らかにしたいと思う者は
(天下を明らかにする)
治国 まずその国をよく治めなければならない、治国のためには
(国を治む)
斉家 国の基礎である家庭の和を大事にしなければならない、家をととの斉えるためには
(家をととのえ
修身 自分自身を向上させ、身を修めなければならない、修身のためには
(身を修む)
正心 人間の中心である我が心を正さなければならない、正心のためには
(心を正す)
誠意 自分のおもい意念を誠実、謙虚、素直にすること、誠意を実行するためには
(意を誠にす)
致知 知をきわ致め、道徳的判断力を身につけること、この心の問題の実行は
(知をきわむ)
)
格物 物にいた格(至)ること、日々のしつけ、常識を実行し、善悪をわきまえること
(物に至る)
善悪をわきまえることとはどういうことか、それ以上は触れていません。
では、善悪をどう判断するか(格物、物にいた格るには…)と考えました。
そして自分なりに次のことを心がけています。が、まだまだです。
(1)おはようやハイというあいさつ、礼儀
(2)履物を揃える
(3)立腰、正しい姿勢
(4)バランスと規律ある食生活
(5)心身の健康管理
(6)親や年長者を大切にする
(7)配偶者をいたわり、子どもを対等の人格として接する
(8)モノを大切にする
(9)喜んで働く
(10)明るく、素直に、喜びに満ちて生きる
(11)早起き
(12)人や社会の役に立つ、人に対する思いやり、親切
(13)人の嫌なことをしない
(14)不平・不満・文句・グチ・泣き言・悪口をいわない
(15)感謝の気持ちを持つ
(16)約束・時間・法を守る
(17)ゴミを捨てない・ひろう、整理・片付け
(18)富・モノ・欲望にとらわれない
(19)いかに生きるか、人生の志 生涯学び続け、自己向上をめざす
(20)知識・頭が大きく言い逃れする卑怯な人間にならない、知行合一