昨日、突然Kさんという未見の方が訪ねてきました。
先月で教職を退いたといいます。それまでは道教委の優等生で、出世街道をひた走っていたそうです。
しかも熱血漢で、カウンセラーの資格も取り、子ども達の様々な問題に関わってきました。
自殺未遂、万引き、不登校、暴力団がらみの事件、近親相姦、いじめ、家出など、殺人事件以外全ての問題に、必死で取り組んできました。
ひどいときは一日2時間ぐらいの睡眠です。
荒れた学校も建て直しました。
しかし、教頭で赴任したある学校で教職員の猛烈なパッシングを受けました。
若くして管理職になったこと事態、ねたみやひがみ、攻撃の対象なのかもしれません。
こうした状態の中で、ある日公務中に突然倒れました。後の診断は適応障害。
心療内科に行っても原因が分らず、自分の経験を生かし、医師と二人三脚で治療に当たったそうです。
”自分も直せないカウンセラー ”とか”出世街道からの落伍者”など様々なかげぐちをたたかれました。
仕事だけではなく、家族も崩れかかり 、今調停中です。
資本主義競争の敗残者だという人がいます。
管理職の立場に立ち労働者の立場を失った結果だから当然だと批判する人もいます。
あるいは子ども全体の視点を見失い問題児ばかりに関わりすぎだ、などと評論する人もいます。
しかし私は彼の話を聞いて、魂が震えました。
公務員の長期休職者が増え続けています。私の中には彼らに対して偏見がありました。
贅沢病とかずる休み、怠け癖ではないかと思う節がありました。
”私は、自分が心の病になり初めて、彼らの本当の苦しみを理解出来ました。人の心の病と向き合うことを生涯の天職にします。
病気なってよかった”Kさんは、こう語ります。
そして言葉の端はしに、専門分野の深い造詣があります。
私は、Kさんと何らかの形で生涯お付き合いしたいと思いました。
彼の臨床経験、心理学やカウンセラー理論、実体験から私も少しでも学ばせていただきたいと思います。
そして、傷ついた多くの若者少しでもサポートしたいと心に刻みました